ジムの床を保護する上で便利なゴムマットですが、最近は厚みのあるタイル式のゴムマットが採用されるケースが増えてきました。
こちらの記事のようにパワーラックの下に敷くだけであれば簡単に設置ができますが、部屋全体にゴムマットを敷き詰める場合は、部屋の形に合わせてマットを加工する必要が出てきます。
そこで本記事では、市販の道具を使用してDIYでできるゴムマットのカット加工方法を解説します。ポイントをおさえれば誰でもキレイにカットすることができますので、是非ご参考いただければと思います。
ゴムマットをカットする上で準備するもの
単純にカットするだけであれば定規とカッターがあれば作業可能ですが、今回は"より簡単に""より確実に""よりキレイに"カットするために必要な+αの道具についてもご紹介します。
1. カッター
ホームセンターやAmazonで手に入る大型のカッターがおすすめです。
刃をネジでロックするタイプの方が使いやすいので、迷ったら下記のカッターを準備すれば間違いありません。
2. 定規
マットの切り落とし寸法を測る、そしてカットする際にカッターのガイドとして使用できるものが好ましいです。
普通の定規でももちろん良いのですが、作業性を考えるとマット以上の長さがあった方が簡単です。ジムマットは50cm角なので50cm以上の定規が理想です。そしてお勧めしたいのは2種類、「さしがね」と「取手付き定規」です。
さしがねの呼び方は色々あるのですが「指金(さしがね)」とか「曲尺(かねじゃく)」と呼ばれることが多く、L型になっている定規の事です。
そして取手付き定規はその名の通り持ち手が付いておりカットする時に押さえる力を均等にかける事ができるので大変便利です。ただ、寸法を測る時には小回りが利かないので少し使い難いです。
3. 赤ペン
カット寸法を測ってチェックするためのペンです。ジムマットは黒いので赤ペンを使います。芯は細や極細の方が精度が上がります。
4. 軍手
刃物を使用するので安全の為に軍手or手袋を着用しましょう。
5. 角材
マットをカットする際、下に潜り込ませて切り口を開かせる為に使用します。
3~5cm幅くらいで少し高さの出るものなら木材、アルミ角材、ゴムマットの切れ端など何でも良いです。長さはカットするマットよりも長い方が使いやすいです。
カット手順
道具の準備ができたらカットしていきましょう。手順は下記動画にまとめましたのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか?厚みによって難易度は変わりますがいずれも複雑な事はありません。
動画の内容を簡単に書き出しましたので下記手順に沿って作業してみてください。
①カット寸法測量
まずはカット寸法を定規で測ります。端からマットまでの距離を2か所測って赤ペンでマークします。
②下切り
①で付けたマークに定規を当ててまずは2回カッターを走らせます。この時、過度な力を加える必要はありません。1回で深さ1mmくらい切れていれば成功です。定規がズレない事に集中してゆっくり作業してください。
③角材を入れる
ここで準備した角材などを下に敷きます。これによりマットの自重で下切りした切り口が左右に少しだけ開きますので、カッターに負荷が掛かりにくくなり摩擦軽減によって断然切りやすくなります。
④本切り
あとは切り取れるまでカッターを走らせればOKです。①で切り口ができているので定規は必要ありません。
ゴムマットのカット手順解説は以上です。何かご不明な点があればチャットやお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
是非、本記事をご参考いただいて床材の敷詰め、カット加工をDIYで行ってみてください。ご自分で作業することで、より一層の愛着が湧いてくるはずです。